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ビッグ・エー社長のつぶやき

巨人・大鵬・卵焼き2019.07.15.Monday

好物は何かと尋ねられると『阪神・楠木・お好み焼き』と答えます。

2つ目の『楠木』とは、一橋ビジネススクール教授の楠木健氏のことです。

楠木先生は、競争戦略を専攻されており、「ストーリーとしての競争戦略」や

「好き嫌いと経営」「経営センスの論理」などの著書でも有名ですが、講演会

もいつも大盛況です。

おっさんずラブではありませんが、低音から繰り出されるユーモアセンスたっ

ぷりのお話、文書と同様に言葉選びが秀逸でいつもシビレさせられます。

 

その楠木先生が、日本経済新聞の「半歩遅れの読書術」(毎週土曜日)という

コーナーに1ヶ月間、寄稿されていました。

 

第1回は、2つの異なる松下幸之助像が浮かび上がる書籍を題材に、一人の人

間の中に矛盾する面が矛盾なく同居すること、そこに人間の面白さと人間理解

の醍醐味があると書かれていました。

 

第2回は、寅さんこと渥美清氏を題材に、名優の芸論は洞察の宝庫であり、評

伝で裏を取って理解を深めることの面白さ、そこでも人間は多面的な存在であ

り、必ず矛盾を抱えいる。そこにこそ人間のコクがあると書かれていました。

『俳優に限らず、どんな仕事も最後はその人に固有の「芸」がものを言う。

 経営者としても、その道で一流のプロとして生きていくことは自分の芸風

 と心中することに他ならない。芸風はただ一つ。「不断の自己革新!」と

 声高に言う人は信用しないようにしている。』

と説かれていました。

これまた、シビレました。

 

第3回は、芥川賞作家の西村賢太氏を題材に創造的な仕事をしている人ほど日

々の生活の中でのルーティンを大切にしていて、仕事がダイナミックで非定型

的だからこそ、変わらず安定した土台が必要であり、プロとアマの最大の違い

である継続力、コンスタントに質の高いアウトプットを出せるのはそこにある

と書かれていました。

 

最終回は、鹿島茂著『大読書日記』という600ページ超の書評集を取り上げ、

読書の価値について書かれていました。

『読書に限らず、大切なものほど事後性が高い。事後性の克服は人生の一大

 テーマといってよい。どうすべきか。それは読書しかない。本は事後にお

 いて書かれている。読書によって、人は事後的にしか知りえないことを知

 ることができる。

 「四の五の言わずにまずは読め」

 読書の効用の本質をこれほど明快に抉り出した文章を他に知らない。』

と説かれていました。

これまた、シビレました。

 

ということで、本屋さんにワクワクしながら行ってみますと、ありました!

楠木先生の新作『戦略読書日記 ~本質を抉りだす思考のセンス~』

平積みされているのを取って早速買いました。

さあ、どんな事後性の克服に繋がるのか、読む前からシビレています。