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ビッグ・エー社長のつぶやき

デーブの部屋vol.15 ~スベッターじゃねえよ!~2019.09.02.Monday

手術を終え、ベットに寝かされているボビーのもとへ親族が駆けつけた。

ただ、以前から親子で確執のあった一人息子ダニエルだけは来ていなかった。

 

体中のあちこちをチューブでつながれたボビーは、満足に喋ることもできなかった。

それどころか、親族が集まって来るや病状が悪化したかのように苦しそうな表情で

血の気を失ったような顔色になっていった。

 

ボビーの弟ジョンが言った。

 「兄貴、兄貴、大丈夫か?」

 

ボビーは息も絶え絶えで何かを話そうとした。

 「う…。ぐ、ぐ…」

 

もう一人の弟マイケルが言った。

 「ボビー兄さん、可哀想に…」

 

ボビーは、更に苦しそうな顔をしながらも何かを訴えようとしていた。

 「ぐぅ、ぐぅ、ぐぅっ!」

 

今にも息が途絶えてしまいそうなボビーを涙目で見ながらジョンが言った。

 「どうした、兄貴、何か言いたいのか?」

 

マイケルが、ハッと気づいたように言った。

 「そうか!息子のダニエルに何か伝えたいんだね!

  よし、ペンとメモを渡すから、これに書いてくれよ。

  必ずダニエルに渡すから」

 

ボビーはメモに何かを書き終えると、静かに目を閉じた。

ボビーの目から頬へ流れる涙に、親族たちも声を出して泣いた。

 

数日後、弟マイケルは息子のダニエルと会って言った。

 「どうして、父親の見舞いに来なかったんだ!

  ボビー兄さん、よっぽど何かを伝えたかったらしく、苦しそうにしながら

  必死にこれを書いたんだぞ。

  読んでやれ」

 

ダニエルは、恐々とメモを開けて伝言を読んだ。

そして、不思議そうな顔をして言った。

 「これ、俺への伝言?」

 

メモにはこう記されていた。

『誰が踏んでるんだ! 酸素吸入器のチューブから足をどけろ!』