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ビッグ・エー社長のつぶやき

よっこいしょういちまるのすけざえもん2019.12.02.Monday

地下鉄丸ノ内線に乗っていると、ランドセルを背負った賢そうな小学生5、6人が乗

車してきました。

何駅か過ぎた後、降りようとする小学生の一人が座席を立とうとしながら言いました、

「よっこいしょういち!」

少し耳を疑っていると、他の子供たちも確かに「よっこいしょういち!」と笑いなが

ら言っていました。

 

そもそも、子供がジジくさい「よっこいしょ!」のような掛け声を発すること自体に

違和感があるのに、昭和のギャグ「よっこいしょういち」が飛び出すとは驚きでした。

多分、子供たちは「よっこいしょういち」の語源、由来である、あの横井庄一さんを

知らないでこの言葉を使っているのだと思います。

「誰に、何と教えてもらったのか?」興味が湧きましたが、知る由もありません。

ただ、お父さんかお爺ちゃん、歳の離れた家族や親戚からであろうと想像しました。

 

伝えたいことが、正しく伝わらないことがあるのに、その逆で軽く話したことが期待

以上に拡がり、言葉だけが意味もわからず使われていく一例だと思いました。

 

俳人の坪内稔典氏が、先月の日本経済新聞に言葉の伝わり方について書かれていたの

を思い出し、読み直しました。

「犬、と私が言う。私の声(音)を聞いた相手は、瞬時に犬を思う。私たちは、言葉

 を受け止めると、その意味を瞬時にイメージ化する習慣がある。意味は映像化して

 理解するのだ。

 声だけでなく、文字の場合も同様だが、今ここを読んでいるあなたはどのような犬

 を思ったのだろう。もし、私が思っていた犬に近いなら、あなたは私の言葉を理解

 したことになるはず。黒い柴犬を思い浮かべた、って。残念!私の犬は青い目のシ

 ベリアンハスキーだった。

 以上のような実験(?)から分かることは、言葉はなかなか伝わらないということ。

 大まかには伝わるが、完全に伝わるなどということはありえない。さらに分かるこ

 とは、音と意味の結びつきは実にいい加減だ、ということ。

 このいい加減さ、これが実は言葉にとって大事なのだ。」

 

小学生の子供たちの「よっこいしょういち!」を聞いて、改めて教育の重要性、そし

て伝えることの難しさの反対にある想定を超えた伝播や拡散はどのようにして起こる

のだろうと考えさせられました。

また、企業において、経営者は勿論のこと、上司や先輩などが発する言葉の大切さ、

影響度の高さを正しく認識しておかなければならないと思いました。