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2017年10月4日

アメリカン・ドリーム

久しぶりに映画を観に行きました。『ドリーム』という映画です。

NASAの「マーキュリー計画」を裏で支えた実在の女性黒人数学者が、人種差別

や性別差別を乗り越え、ソ連の後塵を拝して自信喪失となっていたアメリカ宇宙

開発の威信を甦らせた物語です。

 

60年ほど前、アメリカとソ連は東西冷戦下で熾烈な宇宙開発競争を繰り広げて

いました。

1957年、ソ連は人類初の人工衛星スプートニク1号の打ち上げに成功します。

競争に敗れたアメリカ国民の間では、共産国家ソ連の物体に阻止する術もなく上

空を通過され、スパイ行為を行われているかもしれないという恐怖が拡がってい

ました。「スプートニク・ショック」です。

そして、1961年、再びアメリカを「ガガーリン・ショック」が襲います。ユーリ・

ガガーリンを乗せたソ連のボストーク1号が、人類初の有人宇宙飛行に成功しま

す。ガガーリンの「地球は青かった」という有名な言葉は、アメリカ国民を更に

青ざめさせ、失望させます。

 

しかし、「ガガーリン・ショック」から10ヶ月後、アメリカは初の有人地球周回

飛行に成功し、宇宙開発への自信を取り戻します。その後、人類史上初の有人月

面着陸を成功させた「アポロ計画」や「スペースシャトル計画」へとアメリカの

宇宙開発は引き継がれていくのですが、その礎となったのが、黒人女性数学者

たちがその偉業を支えた「マーキュリー計画」でした。

 

まだコンピューターもない頃、NASAでは多くの黒人女性が計算者として働いて

いました。

その中に、幼少からの数学の天才キャサリン、優れた統率力のドロシー、NASA

初の黒人女性航空科学エンジニアを目指すメアリーの3人がいました。

主人公であるキャサリンは、宇宙特別研究本部のトップに能力を認められチーム

のメンバーに抜擢されます。しかし、白人男性ばかりの研究所、トイレも路線バ

スも図書館も白人用と有色人種用に分けられていたような信じ難い時代、キャサ

リンは肌の色や性別の違いを理由に辛い差別に直面し、苦難に見舞われます。

トイレに行くにも、800mも離れた別棟まで走らなければ有色人種用のトイレが

ありません。

それでも、黙々と実力を示すキャサリンには、差別や逆境にも負けない誇りと大

きな夢がありました。それは、他の2人も同じでした。

そして、3人の女性たちは、自分たちの夢、アメリカ国民の夢を実現させるので

した。

 

私が、この映画で一番胸が熱くなったのは、ケビン・コスナー演じる宇宙特別研

究本部のトップが、「COLORED LADIES ROOM」という有色人種用トイレの

看板を叩き潰すシーンでした。

また、映画の中ではあるのですが、3人の女性がとても輝いていました。それは、

仕事の活躍だけではなく、服装もお洒落で恋愛や子育てといった私生活での活躍

が描かれていたからだと思います。ワーク・ライフ・クオリティ(山梨広一氏著

『3原則』より)の高さを感じたからだと思います。

とても重いテーマなのですが、映画を観た後で爽快感と興奮を覚えました。

 

日本でも、ダイバーシティやLGBTという言葉が浸透してきています。そして、

政府は「一億総活躍社会」を提唱していますが、この映画を観て「活躍」とは、

仕事や職場に限ったものではないと思いました。ワークとライフの両方で力を発

揮し「活躍」できることで、人は輝くのだと思いました。ビッグ・エーの誰もが

「活躍」できる会社へ、あの女性たちのように切り開いていきたいと思います。

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