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2016年2月26日

イノベーションの本質

先日、一橋大学大学院国際企業戦略研究科 楠木建教授の

ご講話を聴かせて頂く機会をまた得ることができました。

 今回は、「イノベーションの本質」というテーマだったのですが、

これがまた秀逸でした。

 

その中で、グラハム・ベルの作った電話機、それ自体はイノベーション

ではなく、電話がかかってきた時に答える『ハロー』という言葉を作り、

商品として普及させたトーマス・エジソンがイノベーターなんだという

お話しがとても印象的でした。

 

今ある技術の進歩や単なる発見をイノベーションと呼ぶのではなく、

大衆にまで拡がり、商業化され、パフォーマンスの次元が変わることが

イノベーションなんだと言われていました。

 

ですから、iPS細胞は今のところは、まだイノベーションではなく、

それよりも50年前に発売された「One CUP 大関」こそが、

まさにイノベーションとのことでした。

 

また、それまでステレオやオーディオの前で聴くのが普通だった音楽を

持ち運べるようにしたソニーの「ウォークマン」はイノベーションだった

とのことです。

そして、イノベーションが起きると、固有名詞から一般名詞に変わるそうで

昔、「俺のウォークマン、松下製だぜ」と言っていた人がいたり、

最近だと、「ヤフーでググる」など、間違った使われ方まで出てくるぐらい

市民権を得て、大衆に浸透するのだそうです。

 

その他にも、「イノベーションは頑張って起こせるものではない。だから、

イノベーションを起こせ、起こせと部下に言っている経営者は、まず自分が

イノベーションとは何かを勉強した方がいい」であるとか「イノベーション

の起点は、思いつくかつかないかで、イノベーションに対する最大の賛辞は

『なぜこれがいままで、なかったんだろう?』である」といった、「なるほど」

と、うならされることの連続で、とても有意義な時間となりました。

 

そして今月はじめ、楠木建教授が「ストーリーとしての競争戦略」「経営セン

スの論理」「好き嫌いと経営」といった名著に続き、「好きなようにしてください」

を新たに発売されました。

早速、読んで好きなようにしたいと思います。

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