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2017年2月22日

カエルの楽園

関西の超人気番組『探偵!ナイトスクープ』の元構成作家で、『永遠の0』や

『海賊とよばれた男』の著者で知られる百田尚樹氏が、自ら最高傑作と称され

ているのが『カエルの楽園』です。

この『カエルの楽園』は、17世紀の『ラ・フォンテーヌ寓話』の物語の中から

連想されて生まれた小説だそうです。

 

リーダーのいないカエルたちが、天に向かって「王様が欲しい」とねだります。

そこで、天は一本の杭を池に投げ込みます。最初カエルたちは「王が来た!」

と喜びますが、杭は動きもしなければ、話もしません。しだいにカエルたちは

不満を言い出します。そして、天に向かって「動く王様が欲しい」と望みます。

仕方なく天は一匹の鶴をカエルたちの池に送ります。すると、鶴はカエルたち

を次から次へと食べていきます。カエルたちは天に向かって文句をぶちまけます。

天は呆れながらカエルたちに返答します。「お前たちが動く王が欲しいという

から、望み通りにしてやったのだ。それで我慢しておけ。さもないと、今度は

もっと恐ろしい王が来ることになるぞ」

 

百田尚樹氏はこの寓話に、大衆に熱狂されたヒットラーやスターリン、ポル・

ポトを連想されたそうです。

 

17世紀に書かれた寓話が20世紀の社会を予言していたかのようでもあり、大衆

迎合主義という言葉の示す今の世界にも通じるように思います。

そして、この物語を読んで、第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディ

の言葉が頭に浮かんできました。

 

 Ask not what your country can do for you;

 (国に何をしてもらえるかを問うのではなく)

 ask what you can do for your country.

 (自分が国のために何を成すことができるのかを問うて欲しい)

 

これは、国に限らず企業や組織にも当てはまるように思います。

400年以上も昔にフランスの詩人ジャン・ド・ラ・フォンテーヌが30年にわたっ

て書き続けた寓話集が時代を超え、一人ひとりの当事者意識と責任感が国や

企業、組織の発展に繋がるのだと教えてくれているように思いました。

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