社長のつぶやき
2016年11月16日
ユニクロは何を変えたのか?
先日、ファーストリテイリング柳井正社長のお話を伺う機会がありました。
直接お目にかかるのは初めてだったのですが、書籍や報道などから勝手に
思い込んでいたクールでドラスティックな理論家というイメージが直ぐに
払拭されました。
柳井社長は、「経営者は、まず覚悟を決める。そして自らが変わるという
ことが重要“心の持ち方”で全てが決まる」「変人とは“自ら変われる人”、
同時に“周囲を変える人”であり、経営者はそうでなければならない」と
仰られていました。
また、『ユニクロは何を変えたのか?』というお話で、「“安いものは悪く”、
“高いものは良い”という従来の服の常識を変えた」「ものづくりの観点
から、トレードオフをせずに、いかに安価で良い服をつくるかを追求し、
“服の民主主義”を世界中で実現してきた。服を変え、常識を変え、
世界を変えてきた」と熱く語られていました。
そして、『海外の商売で学んだこと』について、
①あなたは何者ですか?どこが他の人と違うのですか?
②あなたはこの国に、どんな良いことをしてくれますか?
③あなたは世界中で、どんな良いことをしていますか?
この3つの問いに答えられなければ、海外に出ていくことはできない
ということを強く言われていたのが印象深かく残りました。
これは、海外に限らず、日本国内においても新しく店舗を出す際に、
その地域に対して同じことが言えると思いました。
また、「店は客のためにあり、店員とともに栄え、店主とともに滅びる」
という商業界を創設された倉本長治氏の言葉を引用されていたのですが、
これは、お店を会社や企業に置き換えると、店主は経営者、社長であると、
改めて、肝に銘じておかなければならないと思いました。
実質一代でファーストリテイリングという会社を創業し、ここまで育てられ
てこられた柳井正社長の“心の持ち方”、視座と志の高さを示され、一流の
経営者のお話は本当に面白いと唸らされました。
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