Big-A ビッグ・エー

PRESIDENT BLOG

社長ブログ

社長のつぶやき

2016年12月26日

ローマから日本が見える

急になぜか、塩野七生さんの『ローマから日本が見える』が頭を過ぎり、

7年振りに読み直してみました。

世界各地で異変が起こっている中、とても示唆に富む内容で感銘を受けました。

 

弱小国家であった古代ローマが幾度となく遭遇した国難を乗り越え、地中海世界の

覇者となり、建国から千年以上もどうして栄えることができたのか?

「すべての道はローマに通ず」「ローマは一日にして成らず」「ルビコン川を渡る」

「賽は投げられた」など、古代ローマに関する言葉は今でも沢山残っていますが、

この本には現代の日本においても役に立つ古代ローマの叡智が書かれています。

特に、古代ローマで脈々と受け継がれていった「クレメンティア(寛容)」の精神は、

現代におけるダイバーシティであり、二千年も昔に具現化されていたというのは

改めて感心させられました。

 

また、この本の読みどころは本編だけでなく、特別付録「英雄たちの通信簿」にも

あります。

古代ローマの歴代皇帝、偉人たちにアレクサンダー大王やクレオパトラも加え、

その通信簿が比較掲載されており、興味深く考えさせられるものです。

特に印象的なのは、その通信簿の評価項目にあり、イタリアの普通高校の歴史の

教科書に載っているという

「指導者に求められる資質は、次の5つである。

 知力・説得力・肉体上の耐久力・自己制御の能力・持続する意思。

 カエサルだけが、このすべてを持っていた」です。

リーダーたる者、決断力・実行力・判断力は当然持ち合わせているべきことであり、

改めて採り上げるまでもないと考えられているそうです。

高校生でこのようなことを学んでいるイタリア人は凄いと思いました。

 

最後に、『ローマから日本が見える』とは全く関係ないのですが、この本を読みながら、

ふと思い出したことを追記させて頂きます。

30年近く前にラジオの深夜放送で聴いた話です。

 

「神はまず天と地を創られた。

 そして、海と山を創った。

 そうして、イタリアという国を創った。

 イタリアには、世界一美しい風景と世界一おいしい食べ物、

 世界一過ごしやすい気候を創った。

 すると、天使が言った。

 『神様、これではあまりにもイタリアが恵まれ過ぎています!』

 神は、こう答えられた。

 『心配するな。イタリア人を入れておいたから』」

 

 

アモーレ! マンジャーレ! カンターレ!

最新の記事

アーカイブ