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社長のつぶやき

2017年5月2日

働く意味

GWに入り、新入社員も高校や大学を卒業し社会人となって1ヵ月が

経過しました。

仕事や職場にも少し慣れてきた頃かと思うのですが、昔から五月病と

呼ばれように何か不安や焦りなどが出てくる時期でもあります。

 

そんな新入社員に響くような推薦本がないものかと書店を見ておりま

したところ、『80の物語で学ぶ働く意味』(川村真二著)が目に入

ってきました。

 

この本は、十年前に刊行され土光敏夫氏や本田宗一郎氏、小倉昌男氏、

稲盛和夫氏といった先人の逸話を集めた『働く意味 生きる意味』を

改題し、新たに司馬遼太郎氏、小澤征爾氏、イチロー氏などが加わり

復刊されたものです。

そして、その中に、先日『カンブリア宮殿』でも特集された京都大学

iPS細胞研究所所長の山中伸弥氏の逸話も収められていました。

 

山中氏は、研修医の頃、手術が下手で、上手な医師だと20分で終わ

るような手術に2時間もかかり、他の先生や看護師、患者さんからも

呆れられていたそうで、当時「ジャマナカ」と呼ばれていたそうです。

 

また、ある日のこと、実のお母さんが転倒されてしまい、息子の山中

氏が診察したことがあったそうです。その時、山中氏は「お母ちゃん、

折れてないから歩いても大丈夫」と診断されたそうなのですが、数週

間してお母さんから電話があり「あれからも、あまりに痛いから、他

の病院で診てもらったら背骨が折れてたやんか!このヤブ医者!」と

怒られたそうです。

 

そんな山中氏は、一人前の臨床医になれないことに悩み、また自分の

能力の限界も感じて研究者の道を選ぶのですが、それからも幾度も幾

度も難局や挫折を味わいます。しかし、難病に苦しむ人を治す方法を

探したい、いつかは一気に何千、何万人の人を助けたい、という自ら

のビジョン、高い志によってその都度、その都度乗り越えていきます。

そして、その後、iPS細胞の作製に成功し、2012年にノーベル

生理学・医学賞を受賞されてことは周知の通りです。

 

この逸話を読んで、働く意味としての志や信念の大切さは勿論のこと

なのですが、改めて企業としての人事、適材適所への配置転換や活性

化、人財育成の重要性を学ばせてもらった気がしました。

また、以前、教育部門の仕事をしていた頃、「人は必ず成長する」と

いうのがメンバーの合言葉だったのですが、それは自分自身にも言い

聴かせ奮い立たせていた言葉だったなと懐かしく思い出しもしました。

 

『80の物語で学ぶ働く意味』は、そもそも新入社員の人たちに何か

役に立てばと手に取ったのですが、社会人四半世紀を経過した者も働

く意味とは何か、色んなことを考えさせられる心に沁みる一冊となり

ました。

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