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愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

 「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」 ドイツの名宰相ビスマルクの有名な格言です。  「歴史は繰り返す」といいますが、先人た ちが残した失敗と成功の積み上げである歴史 を学ぶことによって、自分が経験せずともよ り沢山の経験知を身に着けることが出来ると いうことなんだと解釈しています。  『将軍の世紀』や『中東国際関係史研究』 で知られる歴史家の山内昌之著『リーダーシ ップは歴史に学べ』を読みました。  前半は、新聞や雑誌に寄稿されたエッセイ を再編集し、世界史から見た指導者の条件や そこから現代世界をどう捉え、ロシアや中国 の独裁者と日本人はどう対峙すべきかなどが 論ぜられていました。  後半は、270年、15代に及ぶ徳川将軍 のパスク・トクガワ時代を描きながら歴史へ の畏れについて書かれた『将軍の世紀』への 論評に対する解説から江戸幕府政治の現代的 意味について説かれていました。  あまり表立って書かれることのなかった吉 田松陰の偏った教育の実態や桜田門外の変、 生麦事件など隠滅された史実について興味深 く読ませてもらいました。  また、哲学者トマス・アクィナスの「僭主 は正義のためでなく気まぐれに人を殺す。し かも、悪人よりも善人に猜疑心を抱き、見慣 れぬ徳を恐れる」の引用は「エスカレーショ ンのジレンマ」を引き起こしウクライナ侵攻 を止めない独裁者が頭に浮かびました。  そして、改めて唐の太宗・李世民が『貞観 政要』で臣下にいつも諫言を求め、異論を尊 重したような謙虚さの大切さリーダーの器に ついて考えさせられました。  ピーター・ドラッガーも「未来は過去の延 長線上にある」と言われています。  現在も未来も過去の出来事が基盤となって 現れた現象であって、未来を知りたければ歴 史を学ぶことが近道だということです。  さらに「愚者は経験に学び、賢者は歴史に 学ぶ」この格言には、次の言葉が付け加えら れています。  「そして、聖人は経験から悟る」  聖人にはなれなくとも、せめて歴史に学ぶ ことだけは続けていきたいと思います。
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