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社長のつぶやき

2018年8月11日

未来の年表2-②

『未来の年表2 ~人口減少日本であなたに起こること~』には、その副題の通り、

2017年に総人口が40万人減り、これから10年も経たないうちに国民の3人

に1人が高齢者となり、増えるのは80歳以上で、しかも独り暮らしが多数を占め

るようになる、少子化が止まらない日本において、具体的に私たち一人ひとりに何

が起こるのか、そして個人や企業、地域が何をしなければならないのかが書かれて

います。

 

著者の河合雅司氏は、最後に

「これまでのやり方ではこの『国難』を乗り切ることはできません。次代の子供た

ちが背負う荷物を少しでも軽くすることが、少子化の危機を見過ごし、十分な対

策を講じてこなかった今の“大人たち”の責務です。

次代に『豊かな日本』を引き渡していくために、ほんの少しの勇気と覚悟をもっ

て、一緒に行動を起こしていきましょう。」

と締め括られています。

他人事でなく、当事者として考えさせられました。

 

そして、私がこの本の中で一番心に残ったのは、『ダチョウの平和』の件でした。

「人間というのは“不都合な真実”に直面したとき、往々にして見て見ぬふりをす

るものだ。それどころか、気休めにもならない楽観的なデータをかき集めて、

“不都合な真実”を否定しようとする人さえ出てくる。

皆さんは、『ダチョウの平和』という言葉をご存じだろうか?

危険が差し迫ると頭を穴の中に突っ込んで現実を見ないようにする様を指した比

喩だ(実際のダチョウの習性とは異なるとの指摘もあるようだが)。日々の変化

を把握しづらい人口減少こそ、この『ダチョウの平和』に陥りがちな難題である。

それは切迫感が乏しいぶん、どこか人ごとになりやすい。何から手を付けてよい

のか分からず、現実逃避をしている間にも、状況は時々刻々と悪くなっていく。

そして、多くの人がそれを具体的にイメージできたときには、すでに手遅れとな

ってしまう。」

 

この『ダチョウの平和』は、今の日本において人口動態に限らず、自然破壊や温暖

化などの環境問題、人権、労働、資源、食料、外交、財政再建など、枚挙に暇があ

りません。

そして、この『ダチョウの平和』現象は、国家に限ったものでなく身近なところに

もあるように思います。企業においてもです。大企業病がその代表例でしょうか。

自らの会社で『ダチョウの平和』が蔓延しないよう、経営者やリーダーは耳障りの

悪いことも口にし、行動に移し、人を動かす、そのような勇気と覚悟をもって臨ま

なければならないのだと思いました。840円では勿体ない、奥の深い一冊でした。

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