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2016年6月23日

物語戦略

数日前、コミュニケーション戦略プランナーの岩井琢磨さんと

マーケティング・ディレクターの牧口松二さんと飲み会をしました。

お二方は、早稲田大学ビジネススクールの内田和成教授の監修のもと

今年4月に『物語戦略』(日経PB社)という本を共著で出されました。

 

『物語戦略』では、ビジネスモデルを構成する戦略要素として、

  • 顧客に提供する価値
  • 競争優位性の持続
  • 儲けの仕組み

と定義されているのですが、その3つの戦略要素を強く結びつけたり、

独自性を高めるシンボリック・ストーリー(物語)の存在が戦略を

強化する役割を果たし、他社よりも際立たせるのだとなっています。

 

たとえば、スウェーデンの自動車メーカー、ボルボには「100万人

の命を救ったエンジニア」というシンボリック・ストーリーがあります。

今では、当たり前のように使われているクルマの「3点式シートベルト」、

それまでの2点式シートベルトよりも格段に安全性を高める技術として

生み出されましたが、実はボルボのエンジニアが発明したものだそうです。

 

そして、1959年にボルボの新車種に世界で初めて搭載されたので

すが、「この安全技術の恩恵を誰もが受けられるように」と、ボルボと

そのエンジニアはこの特許を無償公開したという物語です。

 その後もボルボは、他社に先駆けて自動ブレーキを全車装備するなど

安全技術の最先端をいく企業として消費者に浸透しています。

 

 シンボリック・ストーリーが仮になかったとしても、ビジネスモデル

は成り立つものです。

ただ、どこよりも安全技術を磨き、安全性能の高いクルマを実現し、

他社より高い価値の高級車として販売するということでボルボに軍配が

あったのは、その象徴となっている「100万人の命を救ったエンジニア」

の物語の存在が大きかったということです。

 

 『物語戦略』では、他にも近畿大学の養殖マグロ、タニタの社員食堂、

玉子屋、パタゴニア、ルイ・ヴィトン、ノードストロームなどの戦略要

素とシンボリック・ストーリーの事例が書かれていて、とても勉強になり

ます。

 

 ビッグ・エーのシンボリック・ストーリーは、『正しい価格をつくる。』

の具現化となります。

 冊子『正しい価格をつくる。』は、もともとこのお二人、牧口さんと岩井

さんに当社の戦略や進むべき方向性を従業員一人ひとりと再確認したいのだが

何かいい案がないかと相談したところから生まれました。

日頃よりご協力頂いているお取引先様との信頼関係を更に強固なものとし、

共に働くFCオーナー様や従業員と力を合わせ、買う人、売る人、作る人

みんながハッピーになれる安さをつくり、幸せな暮らしに貢献する。

 『正しい価格をつくる。』の具現化へ、挑戦は続きます。

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