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2022年8月1日

絶対悲観主義

 大好きな楠木建先生の新著『絶対悲観主義』
がむちゃくちゃ面白かったです。
 ファンならずとも楠木建先生を存分に堪能
できる一冊だと思います。

 帯に「心配するな、きっとうまくいかない
から」とあるのですが、楠木先生の思われる
フツーの人にとってベストな仕事への構えが
「絶対悲観主義」となります。「自分の思い
通りにうまくいくことなんて、この世にはひ
とつもない」という前提で仕事にあたるとい
う考え方で、厳しいようで緩い、楽観主義的
発想です。
 ① 事前にうまくいくと思っていて、
  やってみたらうまくいった
 ② 事前にうまくいかないと思っていて、
  やってみたらうまくいった
 ③ 事前にうまくいくと思っていて、
  やってみたらうまくいかなかった
 ④ 事前にうまくいかないと思っていて、
  やってみたらやっぱりうまくいかなかった
 「絶対悲観主義」の理想は②で、①よりも
 ずっと喜びが高いというものです。

 ただ、題名でもある「絶対悲観主義」につ
いて詳しく書かれているのは、第1章のみで
それ以外の「第4章 お金と時間」や「第8
章 オーラの正体」、「第9章 なりとふり」、
「第14章 初老の老後」なども楠木節炸裂
で深く、とても勉強になります。
 特に「第12章 痺れる名言」は、この章
だけ読んでも十分元が取れぐらい秀逸です。
 前著『逆・タイムマシン経営論』の主題と
なった投資家のウォーレン・バフェット氏の
「われわれが歴史から学ぶべきことは、いか
に人々が歴史から学ばないかということだ」
や漫画家の蛭子能収氏が賭博で捕まったとき
のコメント「ギャンブルは二度とやらない。
賭けてもいい」、名言王サミュエル・ジョン
ソンの「釣り竿は一方に釣り針を、もう一
方の端に馬鹿者を付けた棒である」など味
わいの深いものが満載です。
 中でも、ホンダの藤沢武夫氏や田中角栄
元首相の話には唸らされました。

 「絶対悲観主義」自体については、私も
その考え方や意見に相違もあり万能な哲学
であるとは思わないのですが、読後感は爽
快でこの夏お薦めの大人の課題図書です。

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