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社長のつぶやき

2020年3月23日

置かれた所で咲く

今話題の『お殿様の人事異動』(安藤優一郎著)を読みました。
とても面白かったです。
江戸時代は、国替えという名の人事異動、転勤が繰り返された時代で、諸大名は
その幕府(将軍)からの異動命令を拒むことは許されませんでした。
諸大名は、全ての家臣とその家族を引き連れて移動せねばならず、引っ越し費用
は参勤交代の比にならない負担で、突然命じられた国替えにより大混乱に陥った
そうです。
幕府からすると、この人事権を行使することで自己の求心力を高める効果があっ
たそうです。

また、幕府内の役職人事、要職に就くために歴史上お馴染みの著名人が行った就
活作戦、教科書には載っていない悲喜こもごも、嫉妬や反発、謀略、誤算があり
ました。
特に、老中松平定信は辞職願を将軍家斉に出し、それを慰留させることで権力基
盤を強化することに成功するのですが、最後はその辞表が命取りとなって36歳
の若さで失脚に追い込まれてしまった事例はこの本の読みどころで興味深い内容
でした。

この『お殿様の人事異動』は、歴史が好きでない人でも楽しめるエンターテーメ
ント本です。
そして、この本を読んでいて頭をよぎったのが『置かれた所で咲く』という言葉
でした。
これは、ちょうど10年前にリストラクチャリングを断行していた会社社長から
教えて頂いた言葉です。
とても感銘を受けた渡辺和子さんの著書『置かれた場所で咲きなさい』にある、
自らが咲く努力を忘れてはならない。雨の日、風の日、どうしても咲けないとき
には、根を下へ下へと伸ばす。「置かれたところこそが、今のあなたの居場所な
のです」にも繋がるような内容です。

『置かれた所で咲く』とは、「花は自分で咲く場所を選ぶことはできない。人が
歩き踏みつける道の上であっても、瓦礫の下であっても、花は咲くことを迷わな
い。ただ、太陽に向かって花開くことに全力を尽くす」という意味の言葉です。
そして、「腹をくくって本気で生き続けたら、叶わないと諦めかけていた望みが
叶ったり、無理だと思えたことが達成できたりすることが世の中にはある」のだ
と続きます。
「とかく人は逆境の時や思い通りに事が進まない時、ネガティブな発想になりが
ちで、そのことを他人のせいにしたり、取り巻く環境や組織に原因を求めがちに
なるもの」だそうです。
花はそうはしません。
ただただ、置かれた所で咲くことに命を懸けて生きていきます。
『置かれた所で咲く』、この言葉を思い出し、自分の人生、前を向いて自責で切
り拓いていきたいと改めて思った次第です。

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