社長のつぶやき
2019年2月11日
自衛隊直伝100のテクニック
チェコの詩人ミロスラフ・ホルブの著書にこのような話が出てくるそうです。
「偵察部隊が冬のアルプスで遭難した。雪の中で道に迷った時、ポケットの中から地
図を見つけた兵士がいた。部隊はその地図を頼りに道を辿って無事に帰還できた。
ただ、出迎えた上官が確認すると、その地図は彼らが駐屯していたアルプスではな
く、遠く離れたピレネー山脈のものだった。」
この逸話から、何を読み解くのかとは別に、誤った地図よりも有事の際に効く本があ
ります。
『自衛隊防災BOOK』がそれです。
- 地震発生!まず最初にすることは何か?
- 電車やエレベーターに乗っていて災害に遭ったらどうするか?
- 溺れてしまった時にシャツやズボン、ペットボトルを浮き輪代わりにする方法
- 女性一人でもケガ人を運べる方法
- 遭難時に生存率がアップする方法
など、地震や台風、豪雨などに遭遇してしまった時に役立つ、ノウハウが分かり易く
紹介されています。
- 節水時にうまくシャワーを浴びる方法
- 使い捨てカイロを防臭剤として二次利用する方法
- 缶切りなしで缶詰を開ける方法
- 定規なしで、千円札や1円玉で長さを測る方法
- ストップウォッチなしで時間を計る方法
など、災害時に限らず、日常生活でも役立つライフハックも沢山掲載されていました。
- チカン撃退法
「まずはチカンの目に懐中電灯のライトを当てます。相手がひるんだ瞬間に懐中電
灯でチカンの鼻を殴りつけます。チカンがしゃがむなどしている間に逃げ、11
0番通報を。懐中電灯の明るさを表す単位のルーメンは500以上がおすすめ。」
については、少し首を傾げるところもありましたが、全体的に写真やイラストが主体
で読み易く、誰にでも直ぐに実践できるピンチに役立つテクニックが満載でとても勉
強になりました。
『自衛隊防災BOOK』は、備えあれば憂いなし、転ばぬ先の杖としてより多くの人
に読んでもらえたらと思いました。
そして、この本の見開きには「あなたや、あなたの大切な人を守る力になる」と書か
れていました。
自衛隊からのメッセージだけに、深く重く感じました。
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