社長のつぶやき
2017年4月5日
親はなくとも 子は育つ?
とても嬉しいことがありました。
半年前に店長からSVになったばかりの若手から『生産性の向上と
ワークライフバランスについて』というテーマの資料が届ききました。
特に、上司や誰かから指示があったわけではなく、全くの自己学習
のレポートです。
サブタイトルには「人は経営の基盤 ワークライフバランスは経営
戦略の基盤」とありました。
初めに、外部環境として、小室淑恵氏などが提唱されている人口オ
ーナス期における日本企業の経営課題が明示されていました。
次に、内部環境として、生産性が高く、個人が仕事と家庭を充実で
きる、サステナブルな組織の醸成が重要であると書かれていました。
そして、その対策として、「ムリ・ムダ・ムラからムダ・ムラ・ムリ
の排除へ」ということで、不要な作業=ムダの削減、従業員教育によ
る個人差=ムラの平準化、そこから発生していた個人への時間的、肉
体的な負荷=ムリの撲滅の必要性が提言されていました。
更に、店作業分析からのムダ=不要な作業の洗い出し、人員の適正
配置による人時生産性について試算され、その上で6S(整理・整頓・
清掃・清潔・躾・作法)の徹底、働き方改革の提案に続いていました。
また途中で、「ダイバーシティからインクルージョン経営への変革」
についても触れられ、最後は「ワークライフバランスの前提は、やる
べきことをやること」と明言した上で、生産性が上がり、利益改善が
図られると結果として従業員の人事処遇や職場環境の向上に繋がり、
時間改善が図られれば従業員としてもワークライフバランスの充実に
結びつくと締めくくられていました。
論理展開や具体性については荒削りなところもありますが、社長が
「ワークワイフバランス」などと訳の分からないことを呟いている間も、
「ワークライフバランス」についてよく勉強し、会社をもっとよくし
ようと真剣に考えてくれていたんだなあと感心させられた次第です。
学習する組織というと大袈裟ですが、一人ひとりが当事者意識と責
任感を持って自己研鑚にあたる、このような火が拡がっていけばもっ
と、もっとうちの会社は強くなると確信しました。
本当に嬉しかったです。
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