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社長ブログ

社長のつぶやき

2020年4月20日

負けたやつだけ進化する

「いろいろな会社が長所を伸ばせという。子供も長所を伸ばすのがいい教育だという。でも長所で勝負するのは損や。長所で勝負するのは、いずれ超強力なライバルに立ち向かうということ。天才にはかなわない。足が速いからといってウサイン・ボルトに勝てると思ったらあかん」「(短所を克服するという発想も間違っている)人の10倍かけて克服するなんてしてたら、他のことができなくなる」先日の新聞に載っていた日本唯一の水族館プロデューサー、中村元さんのコメントです。

中村さんは、もともと魚への興味も知識もなかったそうですが、国内に留まらず中国や韓国を含め低迷に喘ぐ14館もの水族館を逆転の発想でことごとく再生させてきました。中村さんは、物事は捉え方一つで逆境でも好転することができると話されています。そして、特に印象深く残っているのが次の言葉です。「短所をテコにしてどう成長できるかを考える。優秀なやつは進化しない。絶滅しそうになったやつ、負けたやつだけ進化するんですよ」

『負けたやつだけ進化する』この言葉で思い出したのが、姜尚中著『続・悩む力』にも出てくる哲学者ウイリアム・ジェームズの提唱する「二度生まれ」でした。難なく救いを得られた「一度生まれ」の人びとよりも、病気などで死にそうになった体験をしたり、七転八倒の苦労をした後に何らかの境地に辿り着き、それまでとは違った人生を生き直す「二度生まれ」の人たちの方が、はるかに素晴らしいものを獲得できているはずであるという考えです。

人類は過去にもペストやスペイン風邪など多くの感染症と戦ってきました。現在、新型コロナウイルスが世界各地で猛威を振るっていますが、この脅威を越えたとき「二度生まれ」の人類が生まれる。そう信じて、今こそ一人ひとりが責任を持った行動を取りたいものです。

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