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社長のつぶやき

2021年7月5日

面接の鉄則

 一橋大学ビジネススクールの楠木建教授は
著書『ストーリーとしての競争戦略』や講演
の中で、企業が目指すべきゴールとは、本当
のところ何なのかと質問を出されています。
企業の勝ち負けを判定する基準です。
 ①利益
 ②シェア
 ③成長
 ④顧客満足
 ⑤従業員満足
 ⑥企業価値
 ⑦社会貢献
どれも大切なのは言うまでもないとした上で
あえて優先順位をつけるとすると競争戦略の
考え方では、答えは①の「利益」、長期に渡
って持続可能な利益、SSP(Sustainable
Superior Profit)だと説かれています。
 長期利益があるからこそ、②~⑦も可能に
なる、逆説的には長期利益が得られないのに
②~⑦が達成されたとしても一過性のものに
すぎないというものです。

 また、日本経済新聞の夕刊で毎週火曜日に
『就活のリアル』というコーナーがあり、そ
の筋の専門家が就活生へアドバイスを書かれ
ているのですが企業側の私などが読んでも非
常に勉強になることが多いです。
 先月は『面接の鉄則』という論考が載って
いました。
それまで、それぞれの企業は、受験者と自
社の仕事や社風が合っているかを見ているの
で、会社によって基準はまちまちになる、だ
から、どの企業でも評価されるような黄金則
や万能薬はないと書かれていました。でも、
その回は、そうはいっても企業が企業である
限り、共通の評価軸が存在すると前言撤回さ
れました。

 志望動機として、「事業の社会的意義」で
あるとか「お客さまの笑顔がみたい」とい
った話をよく耳にするが、それならNPOや
特殊法人を受ければいい、企業の仕事はきれ
いごとだけでは済まされない、利益が出なけ
りゃ事業にならない、だから面接でも儲けを
考えろ、利益を意識して返答しろ、企業はそ
ういう人材を求めているといったドラゴン桜
のような教えが説かれていて、『面接の鉄則』
の1番のポイントは、「キレイごとより、儲
けを考えろ」と書かれていました。

 最初読んだ時は、若者に対して夢も希望も
ないようで、少し極端な意見のようにも思え
たのですが、確かに入社試験ではなく社内の
昇格試験や研修を思い浮かべると合点がいく
ように思いました。
 前述の『ストーリーとしての競争戦略』は
11年前が初版だったので、CSRを例とし
て長期利益との関係性を説明されていました
が、今でいうところのSDGsやESG、パ
ーパス経営、志本経営にも共通するところだ
と思います。
 社長の最重要責務である働く人たちの幸福
も長期利益が前提ということなのでしょう。

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