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ビッグ・エー社長のつぶやき

自由は責任を意味する。2019.06.17.Monday

5、6年前に高橋秀実著『弱くても勝てます 開成高校野球部のセオリー』を読み、

自分自身と比べて、同じ高校生の運動部でも全く違うもんなんだなあと感じたのを

憶えています。

そして今回、個人的には何の関係もないのですが、評判を耳にして立ち寄ってみた

麻布学園の文化祭で同じ気持ちになりました。

タピオカ、チュロス、油そば、ビビンバなどの飲食販売も個性的で、中庭でのお笑

いバトルやプロレスなどの余興も良かったのですが、何といっても50を超える展

示が秀逸でした。

 

来場者が多く、『生物部展』や『ピタゴラ展』といった人気展示会場には入れなか

ったのですが、『デジタルアート展』や『鉄道研究部展』は本格的で非常に楽しま

せてもらいました。

特に、『天皇制概論展』は皇室制度とその歴史を振り返る研究で内容が濃く、知ら

なかったことが沢山あり大変勉強になりました。

また、『討論展』は麻布生による社会問題についてのディベートで、「一院制の是

非」や「死刑廃止の是非」「紙本vs電子書籍」などについて真剣に討議している姿

が印象に残りました。

他にも『麻布展』では、学園の歴史を振り返っていたのですが、1954年の中学

2年生の遠足で遊覧船が沈没し多数の死傷者が出たことや学園紛争、文化祭実行委

員会横領未遂事件など一見外部には知られたくないような暗部について掲載されて

いて、こんなことまで表に出すのかと驚きました。

 

あわせて、入口で配布された「第72回麻布学園文化祭」公式パンフレットは興味

深いものでした。

中でも、開成高校、武蔵高校、麻布学園の文化祭実行委員会委員長による「御三家

委員長対談」の内容は視座の高さに感服しきりでした。

それぞれ自分の学校の好きなところについて、

 「教師の介入が少なく、生徒の個性が伸ばせる」(開成高校)

 「自分たちがしたい事を自分たちで考えて自分たちで行動できる」(武蔵高校)

 「教師の介入が少なく、何してもいい雰囲気が出ている」(麻布学園)

と書かれていました。

三校とも、自由と自立について共通しているようです。

 

実際に、麻布学園の中学生や高校生の髪は、金髪やオレンジ色、虹色に染めている

人ばかりで、モヒカンやちょん髷の人もいました。文化祭期間中だけの人もいるの

だと思いますが、本当に自由で楽しい雰囲気が学校中から醸し出されていました。

それは、バーナード・ショーの「自由は責任を意味する」の言葉の通り、学生一人

ひとりが学業や規律といった自己責任を果たしているからこそ成り立っているのだ

と感じ取りました。

 

開成高校の文化祭は、マスコミにも取り上げられ麻布学園以上に認知度が高く、二

日間に三万人を超える来場者があるそうです。

機会があれば、生徒の個性が伸びる自由と自立を促す現場も確かめてみたいと思い

ました。