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ビッグ・エー社長のつぶやき

残業学2019.09.09.Monday

先日の新聞に、

「月60時間を超える残業をする人の45%が強いストレスを抱えている」

「残業は同調圧力によって感染し、帰りにくさを感じる20代は50代の倍近い」

「社員1万人の企業が、ムダな会議に費やす人件費は年間15億円」

といった記事が載っていました。

そして、日本の長時間労働の構造に斬り込んだ、立教大学経営学部の中原淳教授の

著書『残業学 ~明日からどう働くか、どう働いてもらうのか?~』が紹介されて

いました。

 

「人手不足」「採用難」が叫ばれる日本企業の現状において、イレギュラー対応へ

の残業は発生し続けることでしょう。

しかしこの本は、現在、政府や企業が推し進めようとしている「働き方改革」の成

否にも繋がる日本に蔓延る「長時間労働」の実態を2万人超の調査データを基に、

その歴史や習慣、発生するメカニズム、実際に働いている人たちの思いを分析し、

あらゆる角度から徹底的に解明することで、誰も幸せにしない「長時間労働」の撲

滅を果たそうとする労作です。

中原教授による講義形式で解説され、解決策も具体的に分かり易く書かれています。

 

この『残業学 ~明日からどう働くか、どう働いてもらうのか?~』を読んで、少

子高齢化、人口減、特に生産年齢人口の減少する日本において、「卓越した省人化

と離職率の最少化」を果たせた企業こそが生き残れるのだと改めて得心しました。

ITやAIなど技術革新を速やかに取り入れることは勿論のこと、ムリ・ムダ・ム

ラの排除などもっとベタなことを愚直に積み上げていき省人化を図ること、並行し

て離職率の最少化に取り組んでいくことが大切となります。それには、働く一人ひ

とりが力を発揮し、成長を実感できイキイキと働ける職場の環境や、従業員同士が

仲の良い風土や雰囲気づくり、教育やコミュニケーション、モチベーションといっ

たウエットな部分がとても重要になります。

 

『残業学 ~明日からどう働くか、どう働いてもらうのか?~』の最終講義も、ま

さに「働くあなたの人生に『希望』を」となっていました。

尊敬するお取引先様の社長が、「働き方改革」とは従業員の「生き方改革」と仰っ

ていたのを思い出しました。

社長は、「従業員とその家族の幸せ」を最も重要な役割として担っています。今後

益々社長や経営者の責任は重大であると、この本を読んで痛感しました。